休みと月給を両方で見ると?16業種を統計で4つに分けました
最終更新: 2026-11-01
休みの多さと月給の高さは、業種によって組み合わせが違います。2つの統計を突き合わせて、業種ごとの傾向を並べました。
求人票を貼り付けると、年間休日と固定残業代を除いた月給が、業種の中でどのあたりかを表示します。
求人票を分解する比べ方
休みは、厚生労働省「就労条件総合調査」(2025年)の「年間休日が120日以上の会社で働く人の割合」を使います。全体では57.5%です。
月給は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2025年)の「残業代を除いた月給が30万円以上の人の割合」を使います。全体では48.7%です。
この2つが全体より高いか低いかで、16業種を4つに分けました。
休みも月給も、全体より高い(6業種)
金融業・保険業、情報通信業、電気・ガス・熱供給・水道業、学術研究・専門・技術サービス業、不動産業・物品賃貸業、建設業です。どちらの割合も全体を上回っています。
| 業種 | 年間休日120日以上 | 月給30万円以上 | 月給の真ん中の帯 |
|---|---|---|---|
| 金融業・保険業 | 98.7% | 63.1% | 34〜36万円 |
| 情報通信業 | 93.5% | 69.2% | 34〜36万円 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 90.1% | 75.4% | 40〜45万円 |
| 学術研究・専門・技術サービス業 | 88.5% | 70.2% | 36〜38万円 |
| 不動産業・物品賃貸業 | 65.3% | 53.5% | 30〜32万円 |
| 建設業 | 61.5% | 62.0% | 32〜34万円 |
休みは全体より高く、月給は低い(1業種)
製造業です。休みの割合は全体より高く、月給30万円以上の割合は全体より低い業種です。
| 業種 | 年間休日120日以上 | 月給30万円以上 | 月給の真ん中の帯 |
|---|---|---|---|
| 製造業 | 70.9% | 48.1% | 28〜30万円 |
月給は全体より高く、休みは低い(3業種)
教育・学習支援業、卸売業・小売業、鉱業・採石業・砂利採取業です。月給30万円以上の割合は全体より高く、休みの割合は全体より低い業種です。
| 業種 | 年間休日120日以上 | 月給30万円以上 | 月給の真ん中の帯 |
|---|---|---|---|
| 教育・学習支援業 | 55.4% | 59.6% | 32〜34万円 |
| 卸売業・小売業 | 47.9% | 52.1% | 30〜32万円 |
| 鉱業・採石業・砂利採取業 | 33.4% | 59.4% | 32〜34万円 |
どちらも全体より低い(6業種)
サービス業(他に分類されないもの)、医療・福祉、生活関連サービス業・娯楽業、複合サービス事業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業です。シフト制や交替勤務が多い業種も含まれます。ここに入ることは、その業種の仕事の良し悪しを示すものではありません。
| 業種 | 年間休日120日以上 | 月給30万円以上 | 月給の真ん中の帯 |
|---|---|---|---|
| サービス業(他に分類されないもの) | 49.0% | 30.5% | 24〜26万円 |
| 医療・福祉 | 44.2% | 39.8% | 28〜30万円 |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 28.8% | 36.2% | 26〜28万円 |
| 複合サービス事業 | 27.1% | 47.1% | 28〜30万円 |
| 運輸業・郵便業 | 23.5% | 43.1% | 28〜30万円 |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 13.2% | 30.3% | 24〜26万円 |
この比べ方の限界
2つの数字は別の調査で、対象が同じではありません。年間休日の調査は常用労働者30人以上の民間企業、月給の調査は民間の事業所で働くフルタイムの人が対象です。
業種の差には、働く人の年代・職種・会社の規模の違いも含まれています。同じ業種でも、会社や職種によって条件は大きく変わります。
製造業は、全体との差が1ポイント以内で、ほぼ同じ水準です。4つの分け方は目安として見てください。
30万円や120日は、比べるために置いた区切りです。これを超えているかどうかで、求人の良し悪しが決まるものではありません。
出典:厚生労働省「就労条件総合調査」(政府統計の総合窓口 e-Stat)を加工して作成出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(政府統計の総合窓口 e-Stat)を加工して作成
よくある質問
休みも月給も高い業種を選べば安心ですか?
統計は業種全体の傾向で、個々の会社の条件を示すものではありません。同じ業種でも条件は大きく違うので、求人票の数字で確かめてください。
自分の見ている求人は、業種の中でどのあたりですか?
求人票を貼り付けると、年間休日と固定残業代を除いた月給を読み取り、業種ごとの分布での位置を表示します。
なぜ120日と30万円で区切っているのですか?
求人票でよく見る数字で、統計の帯の境目でもあるためです。年間休日120日以上は全体の57.5%、月給30万円以上は全体の48.7%にあたります。